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GameFisher [フィッシング(道具篇)]

このブログの名前の由来となったものは。。。
出会い、それは10年ほど前、第2期ヴィンテージタックルブーム(?)の頃、
奇しくも、一般家庭でのインターネットの走りの時代。
アメリカのコレクターのサイトで見つけた、自身有りげで、怪しげな名前のルアー、
それがヘドンの『GameFisher』。
ヘドンといえばザラスプークやマグナムトーピード、クレイジークロウラーなど、数々の名作を
生み出してきた、アメリカ・ミシガン州の名門釣具メーカーである。
そのヘドンが1923年に発表したウッドのルアーが『GameFisher』。今から80年も前のルアー
です。日本はまだ大正時代。

とにかく、こんだけやれば、良く動き、魚を魅了し、バコバコに釣れるだろうとの、
気迫がする。僕は病に冒されたように、捜し求め、これまた、当時個人としては、
あまりやっていなかった、海外からのネットでの個人取引により、入手した。

このルアーの大きな特徴はやはり、動きを重視したコンセプトからくる、3ピースジョイントボディ。
この『GameFisher』には2タイプあって、#5500が3ピースジョイントの大きいのと、
#5400という、2ピースの『Baby GameFisher』があります。
山田 周治氏の執筆した、『これで、本気で、バスを釣ったのだ―おかしなおかしなプラグ集』
にもしっかりと掲載されている。

で、結果の程は。さすがにこんな80年も前のルアーを安易に使う勇気はなかった。
はっきり言って、開発者の思い込みが強すぎ、想像していたような、蛇のようなクネクネとした
アクションは出なかったそうな。
でも、それは試作し、テストすれば判るはず。でも、とてもスムーズに動きそうなジョイント機構、

美しいノスタルジックな書体で記された、社名、ルアー名の刻印された、金属リップ。

鋭い歯の凶暴な魚にも負けない強固な塗装膜と、陶磁器のような美しいカラー。
世間的には、イケイケ・ドンドン、自意識過剰、企画倒れなどとの評価を受けるが、
いくら短命とはいえ、10年もの間、生産、販売されていたのだから、それなりの釣果が
あったのか、それとも釣り人が釣られただけなのかは、この『GameFisher』のみぞ、
知るところである。

これで、本気で、バスを釣ったのだ―新版 おかしなおかしなプラグ集

これで、本気で、バスを釣ったのだ―新版 おかしなおかしなプラグ集

  • 作者: 山田 周治
  • 出版社/メーカー: アテネ書房
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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